遊爺札幌競馬塾

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母の父の影響力は

一般に競走馬の血統を語る際に、もっとも重要視されてくるのはその馬の血統の半分となる父親となりますが、もう半分は母親からの遺伝となってきます。

 

当たり前ですね。

 

ただ、母親の資質を的確に把握するのは簡単ではありません。

種牡馬と違って残せる産駒の数はせいぜい年に1頭。

これではなかなか産駒の特色を見極めることは出来ません。

まだ、日本国内で走った母馬ならその走りを調べることも出来るかもしれませんが、国外で走っていたり、競走実績がなかったりする場合はそれすらなかなか出来ませんね。

 

ですので、母の父、いわゆるブルードメアサイアーにもある程度、着目していくことでその競走馬の血統的特色がよりわかりやすいものとなってきます。

 

先日、2018年のブルードメアサイアーランキングについて触れたのですが、ここではもう少し細かく掘り下げてみようかと思います。

 

そこで少々雑な括りになるのですが、母の父としてはどういった種牡馬が優れているのか?

ということで簡単に調べてみました。

人気薄の馬が穴馬券となった場合には数値が跳ね上がってしまうこともあるので、今回は単勝オッズで50倍以下の馬というフィルタリングを掛けてあります。

2018年の最終週を除く全てのレースでのデータとなります。

 

まずは芝でのレース。

最初に牡馬の成績です。

 

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2018年 芝レースBMS成績

母の父として出走頭数が100頭以上の種牡馬が上記の成績となります。

ここで目につくのはキングカメハメハ

勝率、複勝率共に非常に高い数字をマークしており、単勝、複勝の回収率に至っては100%を超えています。

ベタ買いするだけで儲かってしまいます。

他にはアグネスタキオンが非常に優秀。

勝率、複勝率はサンデーサイレンスに匹敵する高数値を残しています。

ディープインパクトも流石に優れた数値を残していますね。

逆に案外なのが、ブライアンズタイム

種牡馬として数々の芝G1勝ち馬を出してはいるのですが…。

 

では、牝馬も見てきましょう。

 

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2018年 芝レースBMS成績

牝馬も母の父としてキングカメハメハが非常に優秀な成績を残しており、複勝率は43.0%を誇ります。

明らかに図抜けた成績ですね。

このパターンでは父がディープインパクトという配合パターンが多いのも一因かもしれませんね。

牡馬は低調な数字だったタイキシャトルが牝馬では好成績を残しています。

ブライアンズタイムは牝馬の数字もそれほど良くなく、芝ではやや買いにくいとも言えますね。

 

牡牝共にキングカメハメハの優秀さが非常に目立ちますね。

有馬記念を制したブラストワンピースも母の父はキングカメハメハでしたね。

 

では、続いてダートのレースを見てみます。

まずは牡馬です。

 

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2018年 ダートレースBMS成績

意外?な好結果を残している馬が散見されます。

まずはスペシャルウィーク

どこか非力なイメージがある種牡馬ですが、ダート戦で母系に入っての活躍が目立っていますね。

ダンスインザダークも芝の長距離向きのイメージが強い種牡馬ですが、ダートで高数値を残しています。

続いてサクラバクシンオー

こちらは芝短距離のイメージが先行してしまいますが、種牡馬としては芝、ダート兼用といった感じでした。

母の父としてはかなり優秀な成績ですね。

アフリートは、種牡馬としても非凡なダート適性を示していましたが、母の父でもかなりの好結果です。

逆に意外と良くないのはキングカメハメハ

種牡馬としては芝でもダートでも活躍しているのですが、BMSとしてはダートはあまり良い成績ではないですね。

 

では最後にダートでの牝馬を見てみましょう。

 

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2018年 ダートレースBMS成績

他の部門と比較すると突出した成績を残している馬はいないのですが、その中ではアグネスタキオンの回収率が優れていますね。

複勝率で見てみると、アグネスタキオン、サンデーサイレンス、クロフネ、ブライアンズタイム、ダンスインザダークは概ね同じくらいの数字となっています。

また、牡馬では高い複勝率を残していたシンボリクリスエスですが、牝馬では打って変わって低い数値となっています。

 

 

距離や競馬場、馬場状態などを細分化せずに出したデータとなりますので、その条件によって種牡馬同様、差異は出てくるのですが、ざっくりと見るなら面白いデータじゃないでしょうか。

特に母父キングカメハメハの血統を持つ馬は今後も多数現れるでしょうから、注目が必要ですよね。

しかし、こうして見てみると改めて感じられるのはサンデーサイレンスの影響力の強さですね。

全ての部門で最多勝ですし、複勝率を見てみても優れていますね。

やはり今更ながら流石ですよね。

サンデーサイレンスがこの世を去って、もう16年も経ち、直仔となる繁殖牝馬も減りつつありますが、それでなおこの成績ですからね。

 

こうして見ると父としての種牡馬の特色が母の父となることで性質が変わることがあることも伺えますよね。

 

先程の表には名前はありませんでしたが、ストームキャットなどは意外と芝ではなかなかの高数値を残している反面でダートでの成績が芳しくなかったりもします。

 

あまりイメージだけでは語れないもんです。