遊爺札幌競馬塾

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種牡馬 キンシャサノキセキ

ここでは種牡馬キンシャサノキセキについて見ていこうと思います。

 

 

父はフジキセキ(その父サンデーサイレンス)、母の父プレザントコロニーという血統。

フランスG1リュパン賞勝ちで日本でも種牡馬として重賞勝ち馬も出したグルームダンサーを叔父に持っています。

フジキセキがオーストラリアでシャトル種牡馬として種付けされて当地で9月に生まれ、後に日本へと輸入された外国産馬です。

そのため、半年近く遅い誕生日ながらもNHKマイルカップでは3着と比較的早い時期からその資質を発揮し、その後もオープン、重賞戦線で活躍していたのですが、この馬の強さが際立ち出したのは5歳時頃から。

高松宮記念で2着、函館スプリントステークスで初重賞制覇、スプリンターズステークスで2着とそのスプリント能力が開花。

6歳秋から重賞3連勝し、その勢いのままに高松宮記念を制し、G1初制覇。

更に翌年、引退戦となった高松宮記念を7歳にして連覇し、年を経る毎にその強さに磨きを掛けながら重賞7勝と近年のスプリント戦線でも有数の実績を残しました。

初年度の種付料が150万円に設定されていたようにトップクラスには差のある評価だったものの、産駒は派手ではないもののジワジワと活躍を見せており、ここまででシュウジ(阪神カップ)、モンドキャンノ(京王杯2歳ステークス)、サクセスエナジー(さきたま杯)など重賞勝ち馬も徐々に増えてきている種牡馬で、2018年のリーディングランキングも12位まで浮上してきています。

 

では、産駒の距離適性についてデータを見てみましょう。

まずは芝から。

 

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ご覧の通り、明らかに短距離に良績が集中しているのがわかります。

2000m以上で好走率が高いようにも見えますが、データ数が少ないため、さほど気にすることはないんじゃないかと見ます。

基本的にはマイルまでが目安になりそうです。

これは現役当時のキンシャサノキセキのイメージと概ね同じような感じですね。

 

 

では、続いてダートの成績も見ていきましょう。

 

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このデータを見てもわかるように芝での成績を明らかに上回ってきています。

ダートに関してはリーディング上位の種牡馬に匹敵する好走率を誇っています。

さらに芝と比較して長めの距離にも十分対応していることがわかりますね。

ヒラボクラターシュなどがいい例でしょうか。

このように芝とダートで明確にキャラクターが変わってくる種牡馬と言ってよいかと思います。

母の父、プレザントコロニーの血の影響でしょうか。

 

 

では、馬場が渋った時にはどうなのかも見ていきます。

まず芝での成績を見ていきます。

 

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判断が少し難しいところですが、稍重までは問題なくこなすようですね。

データ数が少ないので信頼はしにくいところですが、重い馬場では成績が伸び悩んでいるようです。

ここには記載がありませんが、重馬場以上では回収率も明らかに落ちています。

このあたりは覚えておいてもいいかと思いますね。

 

では得意のダートではどうでしょうか。

 

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こちらは芝と似たような傾向が出ているのですが、良馬場、稍重馬場については高い好走率を残しているのですが、重馬場、不良馬場の時はその数字は少し落ちてしまっています。

芝と同様、回収率を見ても重、不良時の数字は良くありません。

そうした場合には評価を少し下げてもいいかもしれませんね。

 

では、次に得意にしているコースを見てみましょう。

ここでは出走回数50回以上というフィルタリングを掛けています。

 

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はい、ものの見事に上位5コースは全てダートコースです。

割り合い短い距離の方が若干良績は多いものの、1700、1800mでも結果を出しています。

ただ、何故か京都のダート1800mはあまり良くないんですよね。

芝ではこのレベルで活躍しているコースはなく、新潟芝1000m、阪神芝1200m、福島芝1200mは苦戦傾向があります。

 

では、最後に相性の良い母父との組み合わせはどうか見てみようかと思います。

ここでは出走回数50回というフィルタリングを行っています。

 

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クロフネ、タイキシャトルが非常に良い結果を出しています。

ただ、そもそもの出走数はそれほど多くはないので参考程度というところでしょうか。

一方でホワイトマズル、シンボリクリスエスはかっらきしという程、走っていないですね。

一流というほどの評価は受けてきていなかったため、質の良い牝馬との配合はそれほど多くはなかったのですが、外国産牝馬などの良血馬との配合では全体に良い結果を出す傾向は出ていますね。

 

現在16歳。

種牡馬としてはちょうど脂に乗った時期とも言えますが、競走馬としての引退がやや遅く、遅生まれでもあるので、産駒が走ることがはっきりしてきて質の良い牝馬との配合のチャンスもあるこれからの数年が勝負の時となるかもしれませんね。

カネヒキリが亡くなった今、フジキセキの血を後世に引き継ぐ可能性がもっとも高い種牡馬であると言っていいでしょうね。