遊爺札幌競馬塾

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藤田菜七子、G1初挑戦

今週のメインは今年初のJRAのG1、フェブラリーステークス。
1番人気は先日、他の記事でも触れていたインティになりそうな雲行きですが、それとは別の期待を掛けられているのが、コパノキッキング。

暮れのカペラステークス、前走の根岸ステークスとダート短距離重賞を連勝してこの大一番に挑んでくることになります。

馬名からもわかるようにオーナーはDr.コパこと小林祥晃氏。

そして、その小林オーナーがフェブラリーステークスでの鞍上に指名したのは藤田菜七子騎手でした。

近年はこうした大舞台で若手の騎手に騎乗依頼があることはあまりなくなっており、しかもコパノキッキングは距離の不安があるとは言え、重賞連勝してきた有力馬の1頭。

若手騎手がこうしたチャンスを貰えること自体がそうそうあるものではないだけでなく、これがG1レースでは初めての日本の女性騎手騎乗となります。

藤田菜七子騎手は現在通算50勝。
アイドルジョッキーとして多分に騎乗機会は得ているとは言え、減量騎手としては比較的上位の勝利を挙げており、これまでJRAに所属していた女性騎手としてはNo.1の実力と実績を誇ります。

ただ、G1では見習い騎手への減量特典はありませんので、実力で真っ向対決していくことになります。

小林オーナーは昨年末の時点で既にコパノキッキングをフェブラリーステークスへ出走させる際には鞍上に藤田菜七子を指名する意志があったことも明かしています。
小林オーナーの馬が藤田菜七子騎乗で勝ったりもしているようにオーナーとしては一定の信頼も掛けてはいるようです。
そして、柔らかく乗る藤田菜七子とコパノキッキングとの相性も悪くはないだろうとの思惑もあるようです。

コパノキッキングはアメリカ産馬で、日本に来る前には女性が世話をしていたらしく、騎手も女性であることは悪くないはずだ、との思いも示しているようです。

つまり、単なる話題作りの為に藤田菜七子を乗せるのではないということです。

また、小林オーナーはいわゆる古き良き馬主的なところもあり、そうした若手騎手もよく起用する馬主としても知られています。
こうしたチャンスを与えることで藤田菜七子に成長してもらいたいという思いも少なからずあるでしょうし、レースを盛り上げたい気持ちもないわけではないでしょうね。

さて、騎乗するコパノキッキングですが、デビューから底を見せない走りを続け、ここまで9戦7勝と素晴らしい成績でここに挑んでくることになります。
脚が内側に曲がっていることもあり、素晴らしい動きを見せていながらもセリでは比較的安価で購入されていた馬なのですが、そうした不安があることもあって体重が重くなり過ぎないようにとの思いもあって去勢されたセン馬となります。
秋まではスピード能力に任せた逃げを打っていたのですが、出遅れて後方につけたカペラステークスでは凄まじい末脚を発揮し、後ろからでも勝負出来ることを証明しています。
前走、根岸ステークスではマーフィー騎手が実に巧く乗り、殆どロスなく中団で待機して鋭い末脚を生かして差し切っています。

芝部分ではダッシュが付かない馬のため、スタート直後には置かれてしまう可能性が高いと見られ、フェブラリーステークスでは差し、もしくは追い込んでの競馬が予測されます。

これまで1200m以下では全勝しているだけに初めて走ることになるマイルの距離がどうなのか、という点は不安点として残りますが、実際に走ってはいないわけですから、問題なくこなすことも十分あり得ますよね。

客観的に見ると、馬自体は距離さえこなせれば十分勝っておかしくないだけの能力は示してきている馬です。
騎手の藤田菜七子についてはリーディング上位の騎手達と比較すると及ばない点も少なくないですが、技術的には決して下手ではなく、「普通の騎手」と見ていいと思っています。

ただ、今回については正直言うと話題性が先行してしまうのは事実でしょうし、応援馬券なども売れるものと見られます。
G1ですから毎週馬券を買わないようなライトなファンも少なからず馬券を買うことになるでしょうし、マスコミも当然取り上げてくることになるでしょう。

あくまで「馬券的に」見ると、過剰人気になりがちなのは間違いないところですから、そうした「美味しくない」と思える馬券は積極的に買いたいとは思いません。
勿論、藤田騎手が勝とうものなら非常に盛り上がるのは間違いないですし、彼女とコパノキッキングを応援したい気持ちはあるのですが、そうした感情を元に馬券を買いたいという気はないんですね。
応援馬券を買ったところで騎手は何も得られませんし…。

…なので、ここで馬券検討する際にはそうした感情は排除して、純粋に美味しいのか美味しくないのかを判断した上で予想することにしています。