遊爺札幌競馬塾

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2019年 NHKマイルカップ予想

90年代前半、当時の円高に乗じて数多く輸入された外国産馬。

特にアメリカのトレーニングセールで買われてきた馬達はその性質上、仕上がりが早く、卓越したスピードを持つ馬が多かったことから3歳クラシックシーズンに於いても比較的短い距離では内国産馬を圧倒。

当時の2~3歳の短距離路線の水準を大幅に持ち上げた原動力となっていました。

しかし、当時は外国産馬の出走出来るレースは限られており、3歳クラシックもその例外ではなく、高い能力を持ちながらも目指すべき大レースがない、という状況から日本に於けるセントジェイムズパレスステークスに該当するようなレースの必要性が強く求められ、そうした中でダービートライアルのG2だったNHK杯をマイルG1へ昇格させ、NHKマイルカップとして外国産馬にもその門戸を開いたのが96年。

その96年、ファビラスラフインが作り出した強烈なハイペースから生み出されたタイキフォーチュンの勝ちタイム、1:32.6は当時の古馬G1の水準すら上回る驚愕のものでした。

 

それから20年余り。

エルコンドルパサー、クロフネ、ディープスカイ、キングカメハメハなどその後の歴史に残るような勝ち馬もこのレースから登場してはいるものの、レースのレベルは次第に低下していくことになります。

かつてこの路線を席巻していた外国産馬達は円安と日本馬のレベル向上に伴い、輸入されてくる数は大きくその数を減らしてしまったためでした。

人気のある日本産種牡馬はその多くが中距離以上を得意とする馬達。

結果、NHKマイルカップは今やG2降格まで噂されてしまうまでにその価値を落としつつあります。

 

が、今年に関してはなかなかの顔触れがここに現れることになります。

桜花賞を衝撃の強さで圧勝した怪物グランアレグリアがオークスではなく、ここに矛先を向け、朝日杯フューチュリティステークスを無敗で制したアドマイヤマーズもまたここへと出走してきました。

更にきさらぎ賞を制したダノンチェイサーも皐月賞ではなくここへと向かったことでG1として相応しいレベルの馬達が揃いました。

 

今やJRAの意向だけでは重賞格付けは決めることが出来ない側面もあり、JRAにしてみれば何とかこのレースに高い水準の馬を集めてG1としての格を維持していきたいのは明らかですし、内々には並々ならぬ努力があったものとも思われますね。

 

では、肝心のレース予想へと行ってみましょう。

 

レース予想

◎ アドマイヤマーズ

〇 カテドラル

▲ グランアレグリア

△ グルーヴィット

 

◎に挙げるのはアドマイヤマーズ。

皐月賞では上位3頭には完敗、といった印象でしたがラスト1ハロンで11.4と加速するようなラップではこの馬に取っては厳しい競馬だったことも事実でしょう。

少なからずあった距離への不安からか、いつもよりやや控えていったのが裏目に出た印象もありました。

今回は既に実績の裏付けのある距離ですし、グランアレグリアの存在もあるだけに消極的なレースはしたくないところでしょう。

純粋に絶対能力に於いてはグランアレグリアには及ばないだろうとは思うのですが、安定性に於いてはこの馬が勝るところかと思いますね。

 

〇にしたのはカテドラル。

前に行っての競馬で結果を出してきた馬ですが、出遅れた前走では後方から凄まじい末脚を繰り出しての2着とこれまでに見せなかった面を披露しました。

東スポ杯と京成杯で大敗したことで評価を下げていましたが、野路菊ステークスでは後に強烈なパフォーマンスを見せるヴェロックスを封じているように高い能力の一端を見せていました。

枠順も良い位置を引けたと思いますね。

 

▲に圧倒的1番人気のグランアレグリアを。

正直言って絶対能力の高さは現役馬の中でも屈指のものを持っていると思うのですが、この馬についてはあまり器用なタイプではなく、やや一本調子なところがあるため乗り方が簡単な馬ではないようです。

実際、朝日杯では断然人気ながらアドマイヤマーズに競り負けてしまいました。

まともに力を発揮したならばこの馬に敵う馬はいないのではないかと思いますが、決して確実性の高い馬ではないと感じられ、大きな人気を背負っていることも加味してここは評価を下げることにしています。

 

個人的な評価としてはこの3頭を上位にしています。

 

これに続いていく馬の中で印をつけるのなら、と△を打ったのがグルーヴィット。

エアグルーヴを祖母に持つ良血馬ですが、初芝となったファルコンステークスでは僅差の2着と力の一端を示しています。

そもそもダートに向いているとも思えない血統のこの馬、ダートを使いたいというよりダートを使わざるを得なかったと見るのが自然なところですね。

ロードカナロア産駒はこのコースで好結果を残していますし、十分に狙えるかと見ています。

 

印を打っていない馬の中で名前を挙げると、人気の一角でもあるダノンチェイサー、ニュージーランドトロフィーを逃げ切ったワイドファラオ、前述のロードカナロア産駒のファンタジストとケイデンスコールあたりまででしょうか。

 

まあ、焦点はやはりグランアレグリアの走りでしょう。

桜花賞のようにこの馬が持ち味を生かせるような展開をルメールが作り出すことが出来れば、この馬に土をつけられる馬はいないように思います。

他の騎手達が如何にしてそれを食い止めることが出来るのかで結果は如何様にもなるように思いますね。