遊爺札幌競馬塾

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ケンタッキーダービー&かしわ記念

まず、5日朝に行われた北米競馬の最高峰ケンタッキーダービーについて触れていきましょう。

アメリカ、チャーチルダウンズ競馬場で行われたケンタッキーダービー。
今年、日本からは指定されたレースでのポイント上位ということでマスターフェンサーがこのレースへと挑むことになりました。

世界的にも非常に高い権威を持つこのレース、ドバイのモハメド殿下がナドアルシバ競馬場を建設した際にメインのコースにしたのが、このチャーチルダウンズと同じダートを使用したダート2000mというのが如何にこのレースに憧れを持っていたかが現れるエピソードとなっています。

かつてこのレースへの日本馬の遠征はあるものの当然のように勝った馬はなし(日本人オーナーの馬が勝ったことはありますが)。
そこに果敢にも挑んだマスターフェンサーでしたが、日本国内でオープン特別ですら負けてきたこの馬の評価は当然低いものに。
日本で売られた馬券は単勝で7番人気でしたが、現地やブックメーカーのオッズではほぼ最下位人気となっていました。
鞍上には現地のルパルー騎手を用意、人気はないながらも多額の遠征費を掛けて、陣営は並々ならぬ意欲を持ってここに挑むことになりました。

当日のチャーチルダウンズ競馬場は悪天候でダートコースはまるで田んぼのようなグチャグチャの馬場。
加えて有力と目されていたオマハビーチが寸前になって出走取消するなど事前から混戦模様に。

レースでは人気のマキシマムセキュリティが何とか粘り切って先頭でゴールするも他馬の妨害が認められ、まさかまさかの降着に。
繰り上がってこのレースで1着となったのが、人気薄のカントリーハウス。
2着にも人気薄のコードオブオナーが入り、レースは大荒れ。
日本で売られた馬券でも馬連が何と30万馬券、三連単に至っては1600万円馬券と凄まじい配当を記録することになりました。

そんなこのレースでいきなり出遅れて最後方から追走した日本のマスターフェンサー。
厳しい馬場にスタミナを使い果たして脱落していく馬も少なくない中で、内からグイグイと脚を伸ばして勝ち馬からは2馬身強の差で6着となり、アメリカのG1で勝ち負けしてきた馬達と互角の走りを見せてきました。
消耗戦となったことでバテてしまった馬、気持ちが切れてしまった馬も少なくない中で、戦前よりコメントされていたように直線での勝負に掛け、そのシナリオ通りのレースを見せてくれました。

適性もあったのでしょうが、オープン特別で敗れていた馬がこれだけの走りを見せたのは実に見事でしたね。

マスターフェンサーはこの後もアメリカに残り、プリークネスステークスかベルモントステークスへと向かう可能性が高いようですが、この走りでその評価は大分変わってきそうですね。

まあ、母父はデピュティミニスターですし、個人的にはベルモントステークスあたりは面白いんじゃないかな、とは思いますね。

この時期、日本国内には目指すべきダートのタイトルはこれといってありませんから、今後もこうした挑戦はあってもいいんじゃないかと思います。

マスターフェンサーの参戦でアメリカで重賞での実績を持つ馬が除外されているのですが、この走りを見せられたら文句も言えないでしょうね。

かつてラニがアメリカ三冠全てに出走し、ベルモントステークスでは3着に入りましたが、帰国後はオープン特別すら勝てずに終わりました。
適性の有無が何より大きいでしょうが、アメリカのダートG1でも通用する力量を持った馬は恐らく結構潜んでいるんじゃないでしょうか。

で、日本国内では6日に船橋競馬場でかしわ記念が行われました。
こちらはG1ではなく「JPN1」ですね。
注目されたゴールドドリームとインティの再戦を制したのはゴールドドリームでした。
3着にはアポロケンタッキーが入っていますが、レースは実質この2頭の力量が飛び抜けており、事実上マッチレースのような状況。
個人的に感じるのはインティは本質的にはマイルよりは1800~2000mがベストかな、と。
船橋のパワーを要する馬場ではゴールドドリームの方がやや有利だったように感じていました。

共に帝王賞に出てくるようならルヴァンスレーヴと合わせて非常に楽しみなレースとなってきそうですね。

ただ、こうした地方交流重賞について少し思うのは賞金上位馬がどうしても有利に出走出来るため、勢いのある若い馬が出走しにくいことでしょうか。
レーティングを重視した方がメンバー的にも魅力が出そうですが…。

まあ、メンバーに関しては地方競馬のレースなので賛否あるとは思いますが、地方競馬所属の馬の中にはあまりに力の差が大き過ぎるためにまともにレースに参加出来ないケースがあまりに多いと思います。
この現状ならば中央馬の出走枠はもう少し多くてもいいかと思います。
レースが盛り上がって売上が伸びれば助かるのはその地方競馬。
JRAへの場貸しだとかの批判も少なからずあるでしょうが、地方馬が「弱い」のだからもう仕方ないかと。
それなら少しでもレースの魅力を持たせてライトユーザーにも興味を持ってもらった方が売上は伸びますし、結果として賞金水準も上げやすくなります。
賞金水準が高ければ有力な馬も地方に回りやすくなりますから、地方競馬のレベルを上げていく上でもレースとしての面白さ、興味深さを追及すべきなんじゃないかとも思いますね。