遊爺札幌競馬塾

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2019年 新種牡馬紹介①

今年も間もなく新たな2歳馬達が中央競馬にてデビューの時を迎えます。

そんな中、初年度産駒をデビューさせる新種牡馬達。

特に新種牡馬というのは翌年の種付け動向に大きな影響を与えてくるため、生産、育成の場に於いても早くから結果を出すことを求められてくることから、比較的早い時期から活躍する馬を出してくることが少なくありません。

POGをやっている方にとっても重要なチェックポイントでもある新種牡馬について触れていくことにします。

 

キズナ

父   ディープインパクト

母父  ストームキャット

産駒数 182頭

 

ディープインパクト産駒らしい豪快な差し脚を武器に日本ダービーなど5重賞を制した逸材。フランス遠征ではG2ニエル賞で英ダービー馬ルーラーオブザワールドを降し、G1凱旋門賞に於いても4着と健闘し、その実力の高さを示しています。

古馬になってからは故障の影響もあり、結果を出せませんでしたが、3歳時に見せたパフォーマンスは間違いなく世代最強クラスのものでした。

主戦を務めた武豊騎手を始め、関係者からは非常に高い評価を受けていた馬で、種牡馬入りしてからも半姉に桜花賞などを制したファレノプシス(父ブライアンズタイム)、半兄にG2ピーターパンSを制したサンデーブレイク、いとこにクラシック三冠馬ナリタブライアン(父ブライアンズタイム)、天皇賞馬ビワハヤヒデ(父シャルード)を持つ良血馬と言うことも相まって非常に高い人気を得ており、初年度より非常に多くの産駒を誕生させています。

現役時の走り、血統から察するに芝の中距離向きというイメージ。

ストームキャットの血は入っていますが、ダートはあまり得意ではないのではないかと見ています。

「ミニ」ディープインパクト、と言った印象で父ほどの大物感は正直感じないのですが、時計が掛かる馬場でも十分走れそうです。

 

エピファネイア

父   シンボリクリスエス

母父  スペシャルウィーク

産駒数 157頭

アメリカンオークスを圧勝したシーザリオの産駒で、G1で2勝を挙げた活躍馬。

気性的に行きたがる面が多分にあり、コンスタントに能力を発揮する馬ではなかったものの、上手く噛み合った時にはジャパンカップで4馬身もの差をつけて圧勝するなど桁外れのポテンシャルを発揮している。

主戦の福永騎手が度々語っているように凄まじいパワーの持ち主で一度引っ掛かると誰も抑えられない程でした。

半弟のサートゥルナーリア(父ロードカナロア)が無敗で皐月賞を制するなどの活躍。

他の兄弟も朝日杯フューチュリティを制したリオンディーズ(父キングカメハメハ)など非常に良く走っています。

自身は折り合いが難しい面がありましたが、本質的にはやや長い距離の方が向いているように感じられます。

類稀な潜在能力を持っていた馬だけに産駒達が強烈なパフォーマンスを示してくることも十分にありそうです。

ダートでもやれそうに感じますね。

 

 

ゴールドシップ

父   ステイゴールド

母父  メジロマックイーン

産駒数 78頭

皐月賞、菊花賞、有馬記念と3歳にしてG1で3勝を挙げる活躍。その後も宝塚記念を連覇するなどし、G1では計6勝の実績を残し、特に阪神大賞典では3連覇するなど近年でも有数のステイヤーとして名を馳せました。

気性的にムラが強く、走る時とそうでない時の差が激しい馬としても良く知られた馬ですが、3000m以上で重賞5勝を挙げているように抜群のスタミナ能力を示していました。

オルフェーヴルなどで知られるステイゴールド×メジロマックイーンの「黄金配合」。

ステイヤーだけに種牡馬としては産駒がどれだけのスピードを示してくるのかがカギでしょうね。

軽快なスピード能力に不安がある分、結果的にダート中距離の下級条件や地方競馬でうろつく産駒も少なくはないのではないかと思います。

 

 

エスケンデレヤ

父   ジャイアンツコーズウェイ

母父  シアトルスルー

産駒数 86頭

3歳時にアメリカG1ウッドメモリアルステークスを10馬身近い大差をつけて楽勝、ケンタッキーダービーでも最有力視されていたものの、故障で引退してアメリカで種牡馬入り。既にアメリカではG1ロスアラミトスフューチュリティを制したモアスピリットなどを出しており、一定の実績を残しています。

日本軽種馬協会が購入した馬で、比較的安価な種付料の設定で日高地方の中小規模牧場の牝馬に多く付けられているようです。

ジャイアンツコーズウェイ×シアトルスルーという典型的なアメリカ血統で、日本の主流血統を持っていないため配合の自由度も高く、アメリカに残してきた産駒の走りからもスピードとダート向きのパワーは高そうです。

スピード任せにガンガン飛ばしていくタイプではなさそうで、距離はマイルあたりが向きそうで、産駒によっては中距離もこなしてくるのではないかと見ています。

 

 

リアルインパクト

父   ディープインパクト

母父  メドウレイク

産駒数 93頭

日本競馬史上唯一、3歳にして安田記念を制した馬で、古馬になってからも阪神カップを連覇するなど活躍。7歳時にはオーストラリアへと遠征してG1ジョージライダーステークスを制覇するなど長きに渡って一線級で戦い続けています。

半弟にG1クイーンエリザベス2世カップを制したネオリアリズム(父ネオユニヴァース)、G3オーシャンステークス勝ち馬のアイルラヴァゲイン、甥に今年の東京新聞杯を制したインディチャンプ(父ステイゴールド)がいる良血となっています。

自身が2歳から7歳に掛けてG1級のレースで活躍したように仕上がりの早さ、大きな馬体にも関わらず大きな故障をしなかった丈夫さ、スピード能力の高さが評価されたこともあり、初年度から100頭を超える種付けをこなす人気を集めています。

中距離指向の強いディープインパクト産駒ですが、その血統を見ても母系のスピード色が強く、自身は芝1400mあたりがベストだっただけに産駒達もやや短めの距離を得意にしてきそうです。